平塚市 N様邸 完全分離型二世帯住宅
1階面積 30.1坪 2階床面積 28坪 合計 58.1坪
大切にお住まいになられた既存住宅も増改築を繰り返しながら、早30年が過ぎた。手を入れ続ければまだまだ住み続ける事は可能であるが、家族の成長や30年前の建物構造考えると、建替えは一大決心であったと思う。
住まい方には、それぞれ希望や事情が異なる。
選択された住まい方は『完全分離型二世帯住宅』である。
住まいに対する思い入れは、大切に長く住み続ければ尚更強くなるもの。
代々受け継いできた資産。築後30年がその思い出を駆け巡らせる。
お施主様のお父様も同様でした。解体作業時には顔いっぱいにその寂しさが見え隠れしていた。
だからこそ、その思いを裏切らない新たな住まいづくりが私共に課せられた使命であった。
解体後にはもう一度地盤調査を行い、地盤の強度を調べた。
あいにく地盤強度の数値が悪く、改良杭を54本打ち込む事になった。
費用は掛かるが、新たな家で安心して暮らしていただくためにも必要な経費。
解体作業から約半年『家族の幸せの城』が竣工した。
建物の顔は大きく様変わりした。そして、世代を継ぐ若いご家族が同居する事によって一気に家の中が明るくなる。
特に、孫の存在は大きい。
親世帯と子世帯の同居。大人同士の架け橋になるのは無邪気な『孫』の存在なのだろう。
1階は親世帯の空間。
和を基調に今まで慣れ親しんだ畳の部屋を再現。
その中に現代的な設備仕様を自然な形で取り込む。
建具や床は『無垢材』を使う。建具のほとんどを『引き戸』にした。
和の空間の中に『オープンスタイルのカウンターキッチン』『オール電化』仕様。
細部にわたる収納スペースの確保。
仏壇、神棚、恵比寿様の居場所も確保。
年代の違いによって、こだわる場所はそれぞれ。
ご先祖様に感謝し新築の報告をする。
ここに住む家族みんなが健康で幸せになれるようにと。
2階は子世帯の空間。
洋を基調に『モダン』な仕様。
光と風を十分に浴びるLDK。
若い世代には失われかけている畳の部屋。
広くはないが家族が寄り添える『コーナー和室』を造った。
間仕切りを入れれば客間としても使える。
寒い冬にはリビングの『床暖房』が、からだもココロも暖めてくれる。
小さな二人の子が自分の部屋を基地にする。
この感覚が子供の自立成長への第一歩なのかもしれない。
『外階段での玄関』、内階段もある。
その両方を無邪気な子供たちが使いこなす。
完成した住まいを家族みんなが喜んでくれた。
さあ、ここからはじまる。
勝建ホームとの長い長いお付き合いが。
N様、ご家族様、勝建ホームへ建替え新築住宅のご依頼誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。